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どうしても泣いてしまう話(1) [特撮]

うーん、仮面ライダー電王・・・。あそこまでブッチャけというかハッチャけていると
逆に清々しい気もするケド、どうなんだろう。
もう、仮面ライダーとしてネタ切れなんだったら、素直に「宇宙刑事シリーズ」とか
「中華な」とか「美少女仮面」を一度間に挟めば?っていうのはダメなのかなぁ。
もう主婦層は韓流の方に流れているなら、無理に大人向けのライダーじゃなくっ
ても良いと思うんだけど。
電王も仮面ライダーと思わないで見る分には面白いから、いいっていえばいいん
だけど。ちょっと複雑デスネ。

で、本題の「どうしても泣いてしまう話①」です。
私は結構泣き虫。
人前で「泣き系」の映画とかアニメ、ゲームは見れないだろうという位。
で、泣いてしまう話の傾向も自分でおおよそ分かっていて、
 「謙譲」「献身」
系統のエピソードに弱いのですね。
一時期、トレンディードラマなんっていう呼び方がされていた、様々なドラマで、
  ・何か分かんないけど、急に人が死ぬ → 感動
というシーンがあって、私は「アホか?」と思ったんですね。
「事実は小説より奇なり」と言うけど、そんなの当たり前。小説で何の脈絡も無く
話が転換したら、読んでる人が不思議に思ってしまうもの。ちゃんと伏線張って
おかないと。

で、そこまで大口を叩いておいて、私の「泣いてしまう話」は何なのか?というと、

 ・ウルトラセブンの最終回

なんですって、言ったら怒られるか、呆れられるのか。

ウルトラセブンに関しては、サスガに解説するまでも無いと思うけど、最終話自体
は記憶がボンヤリしている人もいると思うので、簡単に記載いたします。
 
 1.度重なる戦いで、モロボシ・ダンの身体は限界に達していた。
 2.そこにゴース星人が地球に侵略してくる。
  衛星ステーションのクラタ隊員はウルトラ警備隊に通報するも、ダンは不調の
  為に対処が遅れ、地球への侵略を許してしまう。
 3.ダンはセブンに変身し、ゴース星人の繰り出したパンドンを辛くも倒す。
  しかし、アマギ隊員はゴース星人にさらわれ、ダンも重傷を負ってしまう。
 4.ステーションからクラタ隊員がやってきて、キリヤマ隊長と口論。
  地球への侵略を許したのが、ダンの不注意である事が発覚する。
 
 5.ゴース星人は、アマギ隊員を使って、全世界に宣戦布告をする。
  地底ミサイルによる攻撃には何の対処方法も持たない人類。
 6.ダンはアンヌ隊員の「精密検査を受けるように」との話から、正体がバレること
  を恐れ、基地外へ。ダンが逃げ出したものとして、侮蔑するクラタ。
 7.ゴース星人によって崩壊する世界の主要都市。
  ダンは、ウルトラ警備隊のファンであるという少年の秘密基地にて身体を休め
  ていたが、世界とアマギの危機に最後の戦いを決意する。
 8.少年からの連絡で、その場に駆けつけたアンヌ隊員。
  ダンは自分の正体を明かすとともに、最後の戦いとなる事を告げる。
 9.アンヌからダンの正体を聞き、セブンを援護するウルトラ警備隊。
10.機械化されたパンドンをギリギリの戦いで倒したセブンは、M78星雲に帰って
  行く。

と、思い出して頂けましたでしょうか。
敢えて、印象的なセリフは記載せず箇条書きにしましたが。
 1.
 5.
 8.
の各部分には、それぞれ有名なセリフがありますので、忘れている人は見返して
見ると良いと思います。

そもそも最終回以前に、ウルトラ警備隊という組織が結構サラリーマンっぽくって、
厳しいんですよね。
いかにも子供向けとなる後のウルトラシリーズでは、「隊員を見殺しにしてでも、組
織を守る」なんって許されないような気もしますが、セブンでのキリヤマ隊長は結構
厳しくって、ダンを見捨てて撤退するシーンなんかも在るんですよ。
まあ、ダンはセブンだから問題ないんだけど。
何にしても、キリヤマの厳しさは他の隊長の比ではないと思う。
しかし、最終話ではそれを上回る「クラタ」の侮蔑が容赦なくダンを襲うワケで、むし
ろキリヤマはダンを庇っちゃう立場なのだ。オヤオヤ(笑)

地球の為に戦ってきたセブン=ダンを虐めるクラタと、それでも献身的にアマギや
世界の為に戦うセブン。
パンドンとの戦いも惨めったらしく、アイスラッガーが無い状態でうろたえているような
仕草が哀愁をソソリますし・・・。
何度見ても、アンヌに自分がセブンで在ることを告げるシーン辺りで涙腺がゆるんで
しまうんですよねえ。

更に、DVDウルトラセブンの解説書を読むと、もっと泣けてきてしまう。
私もサスガにリアルタイムでウルトラセブンを見ていないんで、知らなかったのですが、
セブンは余り良い数字(視聴率)をとれなかったらしいのだ。
セブンの次は「帰ってきたウルトラマン」という認識があるけど、その次は
   「怪奇大作戦」
で、円谷プロ自体が「ウルトラシリーズ」を一度、セブンで諦めているんだよね。

そんな予備知識がアタマにあると、
 ・ダンの疲労
        = 円谷プロの皆さんの努力と数字に結びつかない悩ましさ
 ・セブンが帰る時のウルトラ警備隊の皆さんのセリフ
        = ウルトラシリーズが終わったワケではないという話に被せている
          (ダンはきっと帰ってくる!というアレです。だからこそ、次が、
           「帰ってきた」なワケです!)
を連想して、更に涙腺が緩むのだ。
ああ、もうダメです。
書いていて思いだしてしまいました。

皆様ももう一度見返して見てくださいね。
東京MXが視聴出来る地域なら、火曜の23:30~放映してるし。

あうあう~。


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