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日々の気付き(2012/3/28) [読書]

なんとなく更新しときます。


◯デフレといっても「デ」ックスフレンドではない

多分、そこそこ前に購入していたと思われる、
 『デフレの正体』
  (藻谷浩介:角川Oneテーマ21)
を今更ですが読みました。
なかなか面白かったです。


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数字等も例証としてしっかり載っていますが、それ以上に構成が見事なのか、するするっと読めますね。
また、論拠も明瞭、かつ「なんで気が付かなかったのか?」と読むと思わざるを得ないという。
この本を極短くまとめるなら、
「デフレの正体は景気ではなく『生産年齢人口』の減少によるものである」
という事になりそうです。
15~64歳迄の「働いて稼いだお金で消費活動をする」という世代(生産年齢人口)の減少と、高年齢者
への富の集中(→消費しない)という流れ。
確かに言われてみるとその通りかと思います。
最近の若者が消費しないともよく言われますが、そもそも消費する世代が減っているというのではねぇ。
正直、もっと小難しい本と思って購入したのですが、良い意味で期待を裏切られました。
まだ読まれていない方は是非!



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「おじちゃんは『デフレの正体』っていう本を読んで、目から鱗が落ちたんだねっ!
 著者の藻谷さんの視点は鋭いねっ!」


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「まったく、相変わらずchisaはkesagakeさんの真意を見落としている・・・」

「えっ?
 流石に今回は間違ってないと思うけど。
 こんなしっかりしたご本を非難する程、おじちゃんは頭がよくないよっ!」


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「そう、この本のP173の辺りが問題なのです。
 そこでは「消費の対峙間生産性」について論じられている。
 要は限られた時間の中での消費には限界があると言うこと。
 買ったら使わないといけないのだから・・・と。
 本当にそうであろうか? 
 否!
 買っても使わずに積むだけで次のモノを買う文化は存在する。
 何よりkesagakeさんの部屋の模型と玩具の数がそれを証明しているではないか。
 そう、模型・玩具ヲタクは無限の生産性を持つ消費者といえるでしょう」

「・・・」

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???

chisaは思うのだ。
確かにヲタクの消費に限度はない。
でも、部屋のスペースには限度があるのだ。
おじちゃんの消費の限度は年齢には関係なく、お部屋の広さに抑制されるようだね。
はっ!そう考えると、都市部より田舎の方が消費に制限がないねっ!
広いお部屋で「面積あたり模型・玩具率」が低くなって、おじちゃんのお財布も緩む今日この頃なんだよ。


あうえう




デフレの正体  経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)

  • 作者: 藻谷 浩介
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 新書


コメント(4) 
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コメント 4

夏音

面積あたり模型・玩具率とは…考えたくない数値ですw
書籍に関しては広さに対する抑制はだいぶ前に諦めたので
もうずっと床の一部が本棚状態です(’~’;
by 夏音 (2012-04-02 00:20) 

kesagake

夏音様、コメントありがとうございます。

>書籍に関しては広さに対する抑制はだいぶ前に諦めたので
>もうずっと床の一部が本棚状態です(’~’;

引越し(関東→愛知)の際に、かなりの本をブックオフに売りました。
が、それでも本を入れた引越しダンボールの底は抜けそうでしたが。
やはり、手軽に著作権を守りつつ自炊できる仕組みが欲しいもので
す。
by kesagake (2012-04-12 23:01) 

Morimo

おお、スペースは悩みの種ですよね~
by Morimo (2012-05-03 11:17) 

kesagake

Morimo様、コメントありがとうございます。

>おお、スペースは悩みの種ですよね~

私も遅ればせながら、自炊を開始しました。
PFUのScanSnapよりも、CanonのDR-C125の方がヲタクには
よさそうです。
一日に10冊前後、古い本や読まなくなった本から処分してます。

by kesagake (2012-07-05 00:00) 

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