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筒井小説に想う(2):おれに関する噂 [読書]

うーん、オリンパスE410のレンズセット(ダブルズーム)が安い。
家電量販店で、108,000円で10%ポイント還元。
xDピクチャーカードのキャンペーンもあるしナア・・・。
つまり、実質本体が60,000円相当と考えられるという事カト。
E510まで待つつもりでしたが、あの小ささは魅力ですしね。ヤバイなあ。
カバンの中に小型のレンズを付けて入れておけば、いざというときにスカサズ写せるし。
ブロガー向き?
でも、無駄遣いはダメーン。
在庫限りで明日(5/2)までのようですから、あと一日ガマンできればイイのだ!のだ。

と、本題の読書ですが、筒井小説に想う(2)で、
 「おれに関する噂」
です。

おれに関する噂

おれに関する噂

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1974/01
  • メディア: 単行本

筒井康隆さんの小説では、一番メジャーな
 「シニカルなショートもの」
ですが、一番購入しやすいのは、新潮文庫の文庫版と思います。
で、この「おれに関する噂」ですが、本自体は11編のショートが収録されていまして、
どれもなかなかの傑作。
ただ、特に良く語られるのが、

 ・おれに関する噂(表題作)
 ・熊の木本線

の二編かと思われます。

「おれに関する噂」については、今のマスコミの状況からすると、アンマリ新鮮に感じ
ないカモしれません。大まかなあらすじですが、以下のようなものです。

 ・ある日、NHKのテレビニュースを見ていると、出し抜けに自分の名前をニュース
  が語り出した。
  「森下ツトムさんは、美川明子さんをお茶を誘いましたが断られてしまいました」
  主人公(森下)の周りに暗躍するマスコミの取材陣は、あくまで主人公に気取られ
  ない体を装い、平凡なサラリーマンの日々を報道してゆく。
  週刊誌の表紙を自分の写真が飾った事で、なんの報酬ももらえないのはおかしい
  と、新聞社に抗議に行く主人公だが・・・。

というものデス。
まさに現代の夕方のニュースみたいで、思わず苦笑いですが、筒井さんの文書だけに
面白く読むことが出来ます。
イメージとしては、「BOSS」のCMで、昔
 「世界を敵に回しても、うのたんを守る!」
 → 外には戦闘機がぁ
というのがあったと思うんですが、あのようなモノを想像してしまいます。
一個人にマスコミが殺到(こっそり)している状況が似ているカト・・・。
マジメに考えれば、「報道の価値」とかそういう話になるんでしょうケド、
 「マスコミが価値があると思えば、それがニュース」
というのが、今のネット上の情報と、テレビのニュースの乖離が発生している現代の
状況からしても、逆にシュールですね!

次に「熊の木本線」。
こちらも、あらすじを・・・。

 ・主人公は電車で、「四つ曲」という小さな町までソバを買いに行く途中、髭の男に
  声をかけられる。
  「四つ曲まで行くなら、熊の木本線に乗った方が四時間速く着く」と・・・。
  田舎の単線電車「熊の木本線」に乗った主人公は、行きがかり上、熊の木の一族
  のお通夜に参加する事になるのだが。

という話。
実は、この「熊の木本線」、七瀬三部作の「七瀬再び」で登場する田舎の電車シーン
もこの「熊の木本線」がイメージとしてあるとか無いとか?とナニかしらの解説本で読
んだ覚えがあります。
本当に短編ですが、いろんな所で語られる「熊の木本線」。
ワタシもイメージが貧困なので、「箱根登山鉄道」のようなものを想像して補っていま
すが。そんな感じでイイのかな?

話自体は、
 ・お通夜の席で、熊の木の一族が、歌を歌いつつ踊りを踊る
シーンになるのですが、その場で、主人公も踊る事になってしまうのです。その際の
歌詞が!・・・と続いてゆきます。
短編なので、書くと即ネタバレになるので書けませんが。
あくまで日本の国内の村ですが、イキナリ「ホピ族」の伝承みたいな話になるといった
らいいでしょうか?後、NGワード?
カラッと書かれていますが、閉鎖された村の恐怖のようなモノも感じられて、ジンワリと
恐ろしい、そんな話です。

ハッ・・・普段ヲタな話ばかりなのに、今日はこんなのでいいのカシラ。

昨日の録画ネタの続きですが、
 ・sola 
  → HV&能登ヴォイスなので焼き焼き確定!
です。
ああ、また媒体消費量が増えます~。
DVD-RAMも、もっと安くならないかな~。ヨドバシスピンドルで、@143/枚 位デスモン
ね。DVD-R(CPRM非対応)だと、一枚@40くらいだし。
うーん、コピーガード!

うふふ。


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