子供向けアニメに思う(そにょ2)アニ横 [アニメ]
「そにょ2」と書いていますが、ひとまず今の私としては「2」で終わりの、「面白い子供向けアニメ」。まあ、今後、また夢中になるものが在るかもしれないので、前後編という書き方にはしないでおりますが・・・。
さて、「はれぶたちゃん」と並んで最近の傑作と私が思っているのが、
『アニマル横町』
です。
と、すかさず小ネタですが、飲み屋で会社の同僚と飲んでいる時に、
私 :「アニマル横町って番組があってさあ、面白いんだよ。見てみてよ」
OL:「いやだー、なにいってるんですか。イヤらしい!もー」
・・・彼女は何を想像していたのだろう。まあ、99%分かるケド。確かにそんな名前のがあっても
おかしくはないよねぇ。
この「アニマル横町」少女マンガが原作で、昨年(2006年)の9月末まで、約一年間、アニメが放
映されていた。関東では、テレビ東京での放映だったから、地方によっては見れなかったんだろ
う。
CS放送なんかで見れると良いんですけど・・・あ、でもBSの設備があれば、BSジャパンでみれ
てたのか!良い時代になったものですな。
で、話の内容ですが、出だしはいかにも子供番組という感じ。
・引っ越ししてきた主人公「あみ」は家の中にぬいぐるみを見つける
・しかしぬいぐるみは生きており、彼らは「アニマル横町」から「あみ」の部屋にある
扉を通じてこちらの世界にやってきたのだという
というものです。
それ以外は、特に何がどうという前提の話はないんですよね。
というより、子供向けアニメのフリをして、アニメでコントをしているような感じだと思う。
だもんで、登場人物の紹介はチョット古いけど、ドリフの皆さんになぞらえて行うのが適当と思うのだ。
・主人公 あみ
→ 総合ツッコミ担当。ドリフで言えば、いかりや長介に相当。
設定上5歳の幼稚園児だか、その知識や嗜好はどう見ても30歳以上の女性である。
好きなマンガは「愛と悲しみのドスコイ」で、「RYO」という雑誌に連載されているらしいの
だが、何故かアニマル横町でアニメ化されているという・・・。
・アニモー1 ケンタ
→ 通常のツッコミ担当。ドリフというより「さま~ず」の三村のようなツッコミ。
クマの子供だが、劇中ではなんやかんやいって一番常識的とも思える。
あみの親友の「くーちゃん」に惚れている。
いつもウサギの「イヨ」にいじられている。
・アニモー2 イッサ
→ 天然or癒し担当。ドリフでいえば、高木ブーと中本工事を足して2で割ったような立場。
癒し系だが怪力という設定で、外観は一番かわいいかもしれない。子パンダだし。
アニ横の作法を あみ に解説したりなど、普段は一番常識があるが、天然でもあるから
なぁ。
・アニモー3 イヨ
→ 真の主人公とも思える存在。ドリフで言えば、加藤茶や志村けんに相当。
ボケ担当。子ウサギ。
話の基本は、あみ が幼稚園でおきた事などを語り、イヨがそれに反応して、そのネタを
元にケンタをいじって遊ぶという展開が多い。
「イヨっぺビーム」や「ボム」の必殺技や、ミミが国民的ネコ型ロボットのように四次元空間
になっているなど、他のキャラを圧倒するスペックを持っている。
マグロの抱きマクラを愛用している。ピチピチ。
ちなみに声優は宍戸留美さんだが、ヲタの皆さんにとっては、元アイドルというより、
「おんぷちゃん」なんだろうな。
ここまでがメインキャスト。
ただ、準レギュラーも個性派揃いだったりする。
・アニモー4 ヤマナミさん
→ 話の転換担当?ドリフでいえば、あらい注に相当か?
長身のウマ。
アニ横の様々な「へんなアイテム」を持って あみ の部屋にやってくる。
シマウマの「シマ子」さんに惚れており、アニ横では実業家のようだ。
あみ の親友の「くーちゃん」に一方的に怖がられている。
フランス人みたいな本名がある。何故、皆から「ヤマナミさん」と呼ばれているのかは不明。
・人間 くーちゃん
→ あみ の親友。5歳の幼稚園児。ドリフで言えば、ゲストのアイドル歌手。
天然。ケンタに惚れられているが、「本当のクマだったら怖い」と発言したため、ケンタは
くーちゃんの前では「ぬいぐるみ」であるという事になっている。
幼少の頃に馬に噛みつかれた事があり、ヤマナミさんを恐れている。
他にも、「まっち&ピッチ」などの登場人物というか「アニモー」がいるが、それ程多数のキャラ
は登場しない。殆どの話が「あみの部屋」の中で終始する感じだったりする。
ここら辺が「コント」のような印象を与えているのだと思うんだけど・・・。
動物なので外に出てバレるとマズいという事もあるのだけれども。
その為に、あみの通う幼稚園に行く時には、ヤマナミさんが持ってきた「人間の着ぐるみ」を着て
行動するんだよね。これがなんか変な感じで、また面白いんだけど。
話についても、非常にマヌケなものが多くって、例えば
・15話
・65話
は、それぞれ「どきどき 突っ込み道(1・2)」となっている。
イヨがケンタに「つっこみなんって簡単よ!」と弄り出すという話だったりするワケだ。
で、劇中コントなんかをしつつ馬鹿馬鹿しい話が進んでゆくんだねぇ。
本当にこれ少女マンガなんだろうか?
まあ、「はれぶたちゃん」も原作は絵本だから、別に何であってもおかしくはないケドね。
個人的には、前半よりも後半のオープニング&エンディング曲が好きだったりする。
制作の大半が海外で行われているようで、今のアニメ業界を良くも悪くもよく表していると思った
りもしますが、絵柄がポップな感じで、後半OPとEDのカンジととてもマッチしているんですよ
ね。
最初、折笠冨美子さんの「sweetie(後半エンディングテーマ)」のCMで、何でパンダの着ぐる
みを着ているのか分かんなかったんだけど、アレは「イッサ」のイメージだったんだろうか?
私は後半OPになってから、「アニ横」に目覚めたもので、前半部分はDVDを購入した。
子供向けアニメだとDVDが安価なので、「今月は飲みに行く回数が少なかったな」と思えば
購入できちゃうサイフに優しい価格設定だ。
ただ、まさか店員さんもオイラ自身が見るとは思っていないんだろうケド。
皆様も機会が在ればゼヒ!
子供向け少女マンガのカワをカブッているが、どう考えてもギャグアニメな「アニ横」。
お勧めでございます。
うひひ。