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筒井小説に想う(1)七瀬三部作 [読書]

今日は読書ネタです。
筒井康隆さんの小説「愛のひだりがわ」を購入しました。
でも、この本自体は、まだ第二章までしか読めていなかったりします。
まあ、かなりスイスイ読める本ではありますけどネ。

愛のひだりがわ

愛のひだりがわ

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫

筒井小説というと、
 ・SFの知識がほんのり入ったドタバタショートもの
が有名と思うのですが、一方で、
 ・時をかける少女
 ・七瀬三部作
なども有りますしね。
ワタシは、昔「文学部唯野教授」が出たときに、文化人?的なノリになってしまった
のかな?と感じて、それ以降、読まなくなってしまったのです。

「愛のひだりがわ」は、
 ・家族八景
のようなカンジで、久しぶりにワクワク・・・っていうか、ゾクゾクしながら読めています。
筒井小説の主人公って、少女が主人公な場合、なんというか、特にハッキリとしたイメ
ージが沸いてこないもので、昨今のラノベを読むようなのとは違った、昔ながらの小説
を読んでいる感覚ですね。
最近のラノベですと、イラストレーターの方の挿絵で、良くも悪くも登場人物の外見など
が確定してしまいますからね。
マンガのシナリオを読んでいるような感覚になってしまうモンで。

この小説については、全部読破したら別途記載しますが、
  ・左手が不自由な美少女「月岡愛」
  ・父を捜して旅をすることになる彼女の「ひだりがわ」には常に彼女を想う
   同行者が・・・
というカンジですね。
 1章では犬の「デン」
 2章では博識で心の優しい「ご隠居さん」
が「愛」を見守ってくれているのですが・・・。
いずれ、1章で別れた、「デン(♀)」の夫「ダン(♂)」が再登場するんでしょうけど・・・。
先が気になります。

と、話を元に戻しますが、ワタシが好きな筒井小説は、今回の「愛のひだりがわ」のノリ
でして、やはり、
 ・七瀬三部作マンセー
なのです。
水野真紀さん主演でドラマ化もされているんですが、どこか精神的に強い女性が主人
公で、弱かったり、俗物だったりする他の女性や男性と戦ってゆくという雰囲気なんで
すよね。

非常に有名なんで、ワタシなんかが書くまでも無いんですが、念のために記載しますと、
七瀬三部作とは、
 1.家族八景
  → 堀ちえみさん主演でドラマ化されたこともある。
     主人公「火田七瀬」はテレパスであり、超能力者であることを悟られないよう、
     地味な「お手伝いさん」として、転々と仕える家を換えてゆく。
 2.七瀬再び
  → テレパス七瀬は、超能力者の仲間と知り合いながら、「超能力者弾圧組織」と
     血みどろの戦いを繰り広げる。
     テレパスの七瀬が、皆の司令塔となり戦ってゆく姿がカッコウいい。
 3.エディプスの恋人
  → 「七瀬再び」の結末から一転、何故か普通の生活を送る七瀬。
     ある少年に恋をする七瀬なのだが・・・・。
というカンジですね。
余りに有名ですから、ちょっと検索すると、ネタバレちっくなページが出ちゃうんで、
買ってすっきり読んじゃうのをオススメします。
一番、人気があるのは「七瀬再び」でしょうケド。

主人公の「火田七瀬」のイメージですが、未だに「女優で言えばダレ」とか、そういう
のが無いんですよね。
「時をかける少女」で原田知世さんが主演だったもので、何となくですが、そのイメー
ジで読み進めた覚えがありますが。

どことなく、
 「知的で潔癖性」
 「性的にはオクテ」
 「一見地味だが、実はスゴイ美少女」
というのが、筒井美少女の定型?とか感じてはいるんですケドネ。

うーん。
まあ、久々に「愛のひだりがわ」以外も何冊か、筒井作品を読んでみようかな・・・。
他にも買って読めていない本があるんだけど・・・。

しかし、「充電ちゃん」→「ときメモ」→「七瀬三部作」って、変なブログだな。
我ながら。

あうーん。


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